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須磨の神社(2)綱敷天満宮



綱敷天満宮

【所在地】神戸市須磨区天神町2-1-11
【アクセス】山陽電鉄須磨寺駅より国道2号線方面へ徒歩4分
       JR須磨駅より国道2号線方面を長田方面へ徒歩15分
【お問い合わせ】078−734−0640

天満宮とは本来は文字どおり「天の神霊」を指し、多くの場合は雷と結びつき、さらに雨や水などとも関連しているらしいです。ただし現在一般的に「天満宮」というと、政治的不遇を被った菅原道真(845−903)の怒りを静めるため神格化し祀っている神社を指します。



さて、まずは道真公についておさらいしてみます。

幼少のころから詩歌に才を見せていた道真は宇多天皇(867−931)の信任を受け、要職を歴任していた。当時皇室の外戚として権勢を振るいつつあった藤原氏に対し宇多天皇は道真を用いて藤原氏を牽制していた。897年(寛平9年)、宇多天皇は醍醐天皇(885−930)に譲位したが引き続き道真を重用するよう醍醐天皇に強く求めた。その後、醍醐天皇の治世でも道真は昇進を続けたが、道真への権力の集中を嫌う藤原氏などの有力貴族の反発が表面化するようになった。

そして901年(延喜元年)、右大臣の菅原道真(すがはらのみちざね)が左大臣藤原時平(871−909)の讒言(ざんげん)によって太宰府に左遷され、道真の長男高視(たかみ・876−913)ら子供4人も流罪に処された(昌泰の変)。道真は903年(延喜3年)、大宰府で没し、同地に葬られた。

そして何故道真公が神として祀られることになったかと言うと・・・・

その後讒言の張本人である藤原時平の病死や干ばつ、水害、さらに宮殿への落雷などの凶事が続き、人々は道真の怨霊を雷神と結び付けて恐れた。怨霊を鎮めるため、923年(延長元年)には道真の罪を取り消し、993年(正暦四年)には正一位太政大臣が贈られた。

菅原道真への崇敬は民間にも広がり、天の神・雷公を祀っていた北野の地で道真の霊も祀られるようになった。また道真最期の地である太宰府でも、天神と道真を合わせ祀ることにした。その後、道真の神霊が「天満大自在天神」「天満天神」などと呼ばれるようになり、「天満宮」の名が一般化した。これが北野天満宮太宰府天満宮の起源である。

信仰の対象となって菅原道真の怨霊が鎮まってからは、道真の学芸に秀でていた面に注目が集まるようになった。しかし元来の雷神としての性格も残り、農業神としての信仰も続いた。学芸と無縁な水田地帯の集落に天満宮が鎮守として祭られているのはそのためである。
全国の天満宮・天神社・菅原神社は,すべて北野もしくは太宰府の天満宮を勧請(かんじょう)したものである。

ちなみに天満宮においては「牛」が祭神の使者とされている。これは「道真公の出生年が承和12年(845)乙丑(きのとうし)の年である」「道真公の遺骨が牛によって運ばれ、墓所(太宰府天満宮)が定められた」などの様々な言い伝えによる。また、天満宮にある神牛の体と、自分の体をお互いに擦ると健康になると言われ、更には神牛の頭部を同じように擦れば、知恵が付くという信仰がある。



さて、前置きが非常に長くなってしまいましたが、いよいよ須磨にある綱敷天満宮についてです。

須磨の綱敷天神は、道真公の旧臣、武部家伝来の『天満宮御所在地記』にも「日本二十五社の一、摂津国須磨綱敷天神」と明記されているらしいです。

菅原道真が九州に左遷された際、風波をさけて須磨へ一時上陸され、土地の漁師達は美しい松の樹の下に漁網の大網を巻き、円座を作り、その上に休息させた。後に彼が天満天神として祭られるようになったとき、そのことにちなんでここに彼を祭神とする天神社が979年(天元2年)に創建されたと伝えられている。

実は全国に天満宮は1万2千以上あると言われています。一つの都道府県あたりにおよそ255あることになるわけです。私個人的にはちょっとにわかに信じられる数字ではありませんが、本当だったらすごいですね。
1月15日に初天神、2月25日に梅花祭、7月25日の例祭がありますから、そういうイベントの時に合わせて行ってみてもいいですし、その時期を外して静かな神社の中で道真公を偲んでみるのもいいかと思います。ついでに「願いを込めて腰掛けるとどんな願いでも叶う」という茄子もぜひお試しあれ。

●祭神…菅原道真公
●祭礼…1月24・25日 初天神祭
    2月24・25日 梅花祭
    4月25日 学業講祭
    7月7日 七夕祭
    7月24・25日 天神祭
    11月25日 新嘗祭(にいなめさい)



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コメント

須磨人さま

TB有難う御座いました。私は天神様については一般的知識しかなかったので、大変勉強になりました。

いまの昔も政治家には嫉妬が渦巻いているようで、その犠牲になったこの道真公は須磨にも在ったんですね・・・

ブログ仲間にも九州の人がおります。彼も歴史に詳しく、おまけに古代史も入るので、私にはまるで解りません。

でも色々な知人が出来、私なりに楽しんでおります。
またお越しください・・・
風小僧さん、コメントありがとうございます。私も「鬼のみそぎ」の日記、拝読しました。風小僧さんの書かれる文章のリズム感がとても好きです。風邪をひいて体調を崩されているようですが、ゆっくりお休みになって、早く治してくださいね。そしてまた人を楽しませる文章を読ませてください。
この神社、実は昨日の三日「鬼のみそぎ」の後、寄ってきました。
ついでに失礼、といった感じの参拝?です。

神戸では学問の神様としてそれなりの知名度がありますね。

ここ綱敷天満宮は二月の中旬から夜間ライトアップされます。
梅花祭に合わせたものですが、すでに梅はちらほら咲き始めていました。今年は一週間ほど開花が早まるそうですね。梅ファンの方はご注意を。

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